「相続税」という言葉を聞くと、財産を多く持っている人だけ気にすることでしょう?という反応をされる方が多いです。
確かに相続税については財産を持っている人が気にするものですが、相続や贈与についてのトラブルは相続税がかからなくても発生することがあります。
むしろ財産が1,000万円未満など少ない金額のほうが親族間でトラブルが起きるケースが多いのです。
生前に準備しておくことによって、残されたご家族の方が安心して相続することができます。
また、法律変更による相続税の課税対象の増加が見込まれます。事前に準備しておくことにより、相続税の負担を減額することができます。
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相続について考えることは家族への思いやりです
「自分が亡くなった後、遺産分割で子供たちが争うわけがない。」などという方がいらっしゃいますが、そんなことはありません。
お金が絡むとトラブルは起きます。日本人は死後について語るのは良くないと思う方が多いですし、残された家族のために生命保険には入るのに遺言を書くという方は何故か少ないです。
私見ですが、「自分の死後」について考えるということが怖いのだと思います。
自分がいない世界について考えるのはあまりおもしろくないでしょう。
しかし、トラブルは起きます。介護が必要になり、明確な意識を保てなくなってからでは遅いのです。生前に遺言書を残しておかなかったばかりに、長い間介護をしてくれた親族と、家を離れていた親族が同じだけの相続の配分になり、親族間での関係が悪くなることもあります。
意識がしっかりしているうちに、相続について考えてみましょう。あなたがお亡くなりになった後、ご家族は悲しみにくれているでしょう。その後に親族間で金銭トラブルとなれば、親族間の関係が崩れてしまう可能性は高いのです。
相続関係の相談については、通常は別料金ですが、顧問契約を結んでくださったお客様には簡単な相談でしたら無料にてお答えいたします。
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法律変更に伴う相続税の課税対象者の増加
まだ確定はしていませんが近いうちの相続税の基礎控除額の減額が行われるかもしれません。その法律変更により今まで相続税の課税対象者とならなかった多くの方が相続税を支払うことになるとが考えられます。都心に一戸建てを持っていたり、親から相続した土地等がある場合は、相続税の課税対象者になる可能性が高くなります。
事前に準備しておけば、相続税を低く抑えることができるかもしれませんので、現在の財産などについて見直してみてはいかがでしょうか?
千代田区神田の税理士佐藤修治税務会計事務所 会社設立