税理士事務所はたくさんありますが、いったいどのような事務所を選べば良いのか?
それは「会社の規模」や、「社長の年齢」等、様々な要素から決めるべきですが、いくつか判断する要素を記載しておきますので、選び方の参考となればと思います。
税理士は一度契約すると変更をしずらいので、後悔しないように契約をしてください。
選び方の参考 佐藤修治税務会計事務所
規模の小さい事務所が良いのか?規模の大きい事務所が良いのか?
小さい事務所について
小さい事務所を選ぶメリットは、小回りがきくため細かい事例に対応してくれたり、社長が相談したいときに所長税理士本人が対応してくれることが多く、相談内容も会社の数字関係だけではなく、従業員のことや、社長の家族のことなど、気軽に税理士に相談できる可能性が高いことです。
デメリットは税理士本人が対応するケースが多いため、顧問料が大きい事務所に比べてやや高額となる可能性があるということです。
大きい事務所の場合
大きい事務所を選ぶメリットは、税理士が複数いる可能性が高いため、難しい事例(国外取引や為替、会社分割等)に対応できるということです。
デメリットは、顧問料が少ない小規模の会社への対応は、学校を卒業したばかりの無資格の新人教育に使われたり、担当者がすぐに変わってしまい、相談しずらくなる可能性があるということです。税理士の資格を有していない者が、担当者になるケースが多いでしょう。
また、従業員が業務のすべてを行っていて、所長税理士は仕事をしないため社長のことを覚えていないというケースもあります。
結論:事務所の規模による選び方
規模が小さい会社は、従業員が少なく経営者が忙しいです。細かいサービスを期待するケースが多いため、規模の小さい事務所を選択したほうが良いでしょう。
規模が大きい会社は、難しい案件が発生するケースが多く、小さい問題は社内の経理担当者等で会計津できるため、大きい事務所にお願いしたほうが良いと思います。
選び方の参考 佐藤修治税務会計事務所
所長税理士は若いほうが良いのか?高齢なほうが良いのか?
所長税理士が若い場合
所長税理士が若い場合は、その税理士と社長は生涯のパートナーとなることができます。
経営者が引退・事業承継などを考えるときに、若い税理士であれば何十年という付き合いを持てるため、社長の考えがよくわかるということになります。
また、パソコンなどの取り扱い等にしても若い税理士のほうが対応が早く、事業展開でインターネット等を取り扱うことに対して理解が早いです。
所長税理士が高齢な場合
私が独立するまで勤めさせていただいた事務所の所長も実務経験が多いだけではなく、人生経験も豊富であるため、博識な先生でした。税理士業とは関係のないところまで相談できることがあります。
しかし、税理士業界は税理士の引退による後継者がいないケースが多く、その税理士事務所に後継者がいなければ所長税理士が引退又はお亡くなりになった場合に、顧問契約は自然となくなり、税理士を探しなおさなければならないということがあります。
新たな税理士を契約した場合、過去の相談内容等は一切引継等しませんので、長期の計画が立てられないということもおこります。
結論:年齢によるえらび方
経営者の年齢にあった税理士と契約すべきです。できれば社長の引退の時まで継続的に付き合える税理士を選ぶべきでしょう。
そちらのほうが退職金などの事前準備もしやすいでしょう。
選び方の参考 佐藤修治税務会計事務所
公認会計士と税理士はどちらがいいのか?
よく会計士と税理士は、どう違うのかわからない。と言われることが多いのですが、「仕事内容」自体が違います。
新聞などでよく会計士の名前が出ていますが、会計士の仕事は簡単に言うと会社の数字が合っているかチェックするというものです。
税理士の仕事は会社の申告書や決算書を作成するというのものです。
公認会計士は資格の制度上登録すれば税理士になることができます。
公認会計士は会計の精度が高いです。また監査という仕事は、大きな会社を見るので、ある程度規模の大きい会社は公認会計士にお願いしたほうがいいのではないでしょうか。
税理士は、相続税・贈与税などの会計士が学ばない税金の知識があるため、社長の親族の相続・贈与などの相談にも対応できるケースが多いです。
ただし、相続税や贈与税などの試験をとっていない税理士もいます。
結論:資格による選び方ですが、結局は資格を取ってからどれだけ勉強しているのか?という事が大切ですが、資格の取り方によって、得意不得意がわかります。
将来相続、贈与関係の相談もしたいのであれば、試験のうちの相続税の資格を持っている税理士と契約すべきです。
選び方の参考 佐藤修治税務会計事務所
選び方について一番大切なこと
税理士とは会社や個人事業を継続していくうえで長期の付き合いになり、取引先ではなくパートナーとなります。
それなのに、先生が怖くて相談しずらい。難しい用語でしか説明してくれないので話したくない。
などという、不満があり変更したいと聞くことがあります。
毎月、報酬を支払っているのに相談がしずらいというのは非常に悲しいことです。
現在あなたが40歳ならあと30年近く一緒に仕事をすることになるでしょう。
長きにわたって仕事をするのですから話しやすい税理士と契約するということが一番大切だと思います。
面談の時に「この人となら長い間やっていけそうだな」という先生と契約しましょう。
選び方の参考 千代田区神田の佐藤修治税務会計事務所