課税期間とは
課税期間とは消費税を計算する期間です。
法人税を計算する場合には事業年度といいますよね。
法人の課税期間=事業年度
個人の課税期間=その年
となります。
課税期間なんて名前つけなくてもいいと思いましたか?
しかし、消費税の課税期間は他の税法とは違う扱いができます。
それは課税期間の短縮です。
届出により1年に1回の申告ではなく、3ヵ月ごとの課税期間にして年に4回の申告、1ヵ月ごとの課税期間にして年11回の申告などとすることができます。
課税期間は短縮ができるため、他の期間とは別のものと思っておいてください。
何故短縮するのか?
事業者の中には、毎年消費税の還付を受ける事業者がいます。
分かりやすい例をあれば輸出業者です。
仕入は国内なので、仕入消費税を預けていますが、輸出には消費税はかからないため、預かる消費税がありません。
預けた消費税だけなので、消費税の納付ではなく還付を受けることができるのです。
そして、課税期間を短縮するのは、短縮することによって早く消費税の還付を受けて資金繰りを良くしようという優秀な会社が選択する方法です。
千代田区神田の税理士事務所 佐藤修治税務会計事務所