クレジットカード明細と医療費のお知らせ　医療費控除確定申告

クレジットカード明細と医療費のお知らせ

Q：私は会社員で今まで医療費控除をしたことがありませんでした。しかし、結婚し子供も生まれたため世帯で考えるとそれなりの医療費がかかるようになってしまいました。
　おそらく毎年医療費が10万円以上かかってしまいます。
　私は領収書を取っておいておりません。しかし、最近の薬局等では医者からの指示の薬の調剤であってもクレジットカードを使うことができます。
　領収書はありませんが、クレジットカードの明細なら取ってあります。また、会社で加入している健康保険組合から医療費のお知らせも届いています。　その2点で、医療費の金額はある程度確認できると思いますが、医療費控除に使えますでしょうか？

A：医療費控除の対象となりません。
　医療費控除は領収書がなければ、医療費控除に使うことができないと法律で定められています。
　理由は・・・・・記載はないのですが、私見ですがいくつか記載します。
　まずは、クレジットカードの場合は、その支払先が病院などの医療機関かどうかが税務署がわからないというのがあります。
　領収書であれば住所や電話番号や病院名の記載がありますので、税務署のほうで調べることがかのうです。簡単ですよね？調べるの。
　しかし、クレジットカードであれば金額と支払先のみしかのりません。それが医療なのか、保険が適用されるのか？そもそも支払先が医療機関なのか？医療機関ではないが一部医療を行っているところなのか何もわかりません。
　　クレジットカードの明細は、誰にいくら支払ったというのしか証明されません。なので、医療費控除の対象とはなりません。
　医療費のお知らせは確かにお知らせですが、同じようにどこにいくらかというのがわかりにくいのと、保険組合などによって出される書類が違うというのと、一番の理由と考えられるのが、医療費のお知らせ以外の領収書を出された場合、どの領収書が医療費のお知らせに含まれていて、どれが含まれていないなどがわかることができないためだと考えられます。

　長くなりましたが、領収書は取っておいてください。また薬局で風邪薬等を購入する場合は、領収書を発行してもらうよりもレシートのほうが薬名が記載されているので良いです。
　品代・・・などという記載があれば、薬以外の商品が入っている可能性があるので、医療費と認められないことがあります。
　
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千代田区神田の税理士事務所佐藤修治税務会計事務所

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