どうして年税額に違いが出るのか
年末調整をする理由は、毎月徴収した源泉所得税額の合計額と年税額の誤差を精算するためですが、どうして年税額に違いが出るのでしょうか
それは、毎月の給料から差し引く源泉所得税を算出するために使用する「源泉徴収税額表」は、年間を通して毎月の給与の額に変動がないものとして作られている。
実際は給料の額に変動がある(昇給や減給、賞与など)
また、結婚や離婚や出産や、扶養親族の独立など、年の途中で扶養親族が変動してしまうが、年末調整では年末調整をする時点の扶養親族の数で計算するため、差が生じる可能性がある。
生命保険の加入などの控除は、金額によって変わってくるため源泉徴収税額表に盛り込むことができないため誤差が生じる。
などといった理由により年税額に違いが出ます。
分かりやすく云うのであれば、毎月の源泉は概算で徴収しているので合うわけがない、ということになります。
千代田区神田の税理士事務所 佐藤修治税務会計事務所