「LINE」から生じる新市場にチャンス その2
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「クリエイターズマーケット」で販売されるスタンプは1セット40個入りで100円と数量と価格が決まっています。実際に売れたときは、50%がLINE側の手数料として差し引かれ、残りが出品者に振り込まれることになります。販売価格が決まっていることや、販売できるスタンプのガイドラインなど、一定の制約はありますが、基準は厳しいものではなく、実際はだれでも簡単に、出品できる手軽さがあります。
「クリエイターズマーケット」は2014年5月にオープンし、11月の時点で約27万人もの人が登録しています。スタンプの数は3万セットにも上り、予想を上回る盛況ぶりであります。販売総額も、35億9,000万円になり、売上上位にランクインしたスタンプは3,000万円以上もの売上をあげているといいます。
全体のなかの一握りではありますが、人気が出ればLINE長者になることも夢ではなく、なかには一攫千金を狙って出品する人もいます。ただし、「クリエイターズマーケット」には、すでに多くの作品が出品されているため、今後、売上上位に食い込むには、クリエイターの才能と、宣伝などのマーケティング能力が必要になります。
そこで着目したいのは、LINEはもはや無料通話・チャットアプリに留まっていない点であります。今後も、LINEから派生し、「クリエイターズマーケット」のような新市場が生じることが予想されます。これは、新たなビジネスチャンスの場が生まれる可能性が高いともいえます。この先も、LINEに着目し、今後、新たに生まれる市場の萌芽を捉え、新事業として参入することで、さらなる収益のチャンスを得ることができると考えられます。(了)
(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)
千代田区神田の税理士佐藤修治税務会計事務所 会社設立