新株価指数と企業への要求 その1
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2014年1月、「JPX日経インデックス400」という新たな株価指数がスタートしました。株価指数とは株式市場の動向を示す指標で、すでにたくさん種類が存在しています。ニュースで「日経平均株価」という言葉を耳にしますが、これも株価指数の一つです。このほかにも、TOPIX (東証株価指数) や東証マザーズ指数(新興企業を対象)、東証REIT指数(不動産投資信託を対象)など、市場別、規模別、業種別などで多数あります。現在、東京証券取引所のホームページで紹介されている指標だけでも20種類を超えます。
新たに誕生したJPX日経インデックス400の特徴は、これまでの指標と比べて「投資魅力」の高い企業を選んでいるところにあります。従来の指標は、投資家にとって魅力ある(投資額に対して多くの利益があがる)銘柄を選んで組み入れているとは限りませんでした。TOPIXのように、東証市場第一部に上場しているすべての日本企業を対象として指標も多くあります。
そこで、新しい指標では、より投資魅力の高い銘柄に絞り、組み入れることで、国内外の投資家に日本市場をアピールし、結果、より多くの人が日本株を売買するようになってほしい。こうした市場関係者の思惑があるようです。とくに、近年、外国人投資家が日本市場に大きな影響を及ぼすようになりました。新指標では、外国人が日本の株式市場をより高く評価できるよう、意識している部分があります。(つづく)
(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)
千代田区神田の税理士佐藤修治税務会計事務所 会社設立