「メイカーズ」はITブームとなる? その2
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【時事解説】「メイカーズ」はITブームとなるか その2
記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター
メイカーズ革命はまだ端緒についたばかりです。近い将来、本当にだれもがものづくりができる時代が来るのでしょうか。そもそも、なぜ「可能」だといえるのでしょう。その根拠は二つあります。一つは、ものづくりに欠かせない設計ソフトやデジタル工作機械(3Dプリンターやレーザーカッターなど)が発達し、安く手に入れられるようになったことが挙げられます。
設計には図面が欠かせませんが、従来、素人が製図するのは容易ではありませんでした。ところが、無償で3次元CAD(設計支援ツール)が出回ったことで、このソフトを使えば子どもでもiPadで設計ができるようになりました。また、図面をもとに商品を製造するには、従来は数千万円もかかる製造設備が必要でした。ところが、3Dプリンターを用いれば、わずか数十万円で製造できるようになったのです。
二つめは、IT技術の発展により情報が共有しやすくなったことがあります。インターネット上では、仲間が集う「コミュニティ」が盛んで、そこには世界中から、プロフェッショナルが集まります。専門知識のない人でも、コミュニティに参加することで、一流のエンジニアから疑問点をアドバイスしてもらえるようになりました。
かつて、ブログやユーチューブが生まれたときに、作家になることやCDデビューを前提に投稿する人はほとんどいませんでした。ところが、いまでは、人気ブロガーが本を発行し、ユーチューブからCDデビューにつながる時代です。一般の人がヒットメイカーになる「メイカーズ革命」は日本に訪れる日が来ても不思議ではありません。(了)
(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)
千代田区神田の税理士佐藤修治税務会計事務所 会社設立