「メイカーズ」はITブームとなる? その1
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【時事解説】「メイカーズ」はITブームとなるか その1
記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター
インターネットが登場して、私たちの生活は大きく変わりました。なかでも、IT産業では「革命」と呼ばれる変化が二度、起こったといわれています。一つは、アマゾンなどの流通で生じた、「ロングテール革命」がそうです。ネットショップでは、実店舗では扱わないような販売機会の少ない、つまり数多く売れない商品を幅広く取り揃えること(ロングテールといいます)で、私たち購買者は手に入りにくい商品を家に居ながら簡単に入手できるようになりました。
もう一つは、「フリー(無料革命)」です。ユーチューブやブログなどの無料投稿サイトの誕生でテレビや新聞がもつ「情報の発信」に関する特権が薄くなり、ニュースや動画、音楽、イラストなどを無料で、だれでもが発信できるようになりました。これにより、私たちはさまざまな情報をタダで入手できるようになりました。
では、その次は何でしょう。アメリカでは第三の「メイカーズ革命」が注目を集めています。メイカーズ(makers)とは生産・製造者を指し、ITの発達によって「だれもがものづくりをすることができる時代」が到来しつつあるといいます。
一般的に、エンジニアとは特殊な技術を有する人を指しますが、だれもが動画サイトで発信できるようになったのと同様に、特殊なスキルがない人でもプロ顔負けのヒットメイカーになれるというのです。実際に、大手メーカーには十分な数量(利益)が見込めず、商品化を見送る分野があります。こうした商品を狙い、自分でこしらえ、ネットで売ることで、そこからヒット商品が生まれる時代が来るといいます。(つづく)
(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)
千代田区神田の税理士佐藤修治税務会計事務所 会社設立